Google検索の仕組みとSEO対策

SEO & Search Console

2022.06.19

Webサイトを公開してから検索一覧に表示されるまで

検索結果にサイトを表示したい

Googleの検索結果にWebサイトが表示されるにはGoogleクローラにウェブサイトを解析してもらう必要があります。


Google検索の仕組み

GoogleがWebサイトを検索結果として表示するまでにはクロールインデックス登録を行っています。

  • クロールはGoogleの自動プログラムがWeb上で見つかったページの情報をダウンロードすることです。この自動プログラムをクローラと呼びます。
  • インデックス登録はクロールでダウンロードした情報を解析しGoogleインデックスと呼ばれる大規模なデータベースに格納することです。

以上のプロセスを経てGoogleのデータベースに格納されたWebサイトでなければGoogle検索で表示されることはありません。


クローラへのサイト分析依頼

まずWebサイトがインデックス登録されているかを確かめましょう。 site:ドメイン名で検索すると登録されているかチェックできます。
登録されていない場合は検索結果の上位に表示されるGoogle Search Consoleへアクセスしてページ検出を依頼しましょう。この時、ルートページを指定するとそこからリンクで繋がっているページもインデックス登録してくれるモードがあったのですが、NextLinkのようなbuttonとrouterで遷移する場合は検出してもらえないようです(少なくとも私の環境では)。この場合はサイトマップを作成して登録しましょう。自動でサイトマップを作成するライブラリもあるので簡単に作れます。


Webサイトが上位に表示されるために

Webサイトをユーザーに見つけてもらうためにはクローラにサイトの内容を正しく理解して貰う必要があります。検索結果に表示されやすいようにサイトを修正することをSEOといいます。


外部対策と内部対策

SEO対策は外部対策と内部対策に分けられます。外部対策とはそのWebサイト以外で行う対策で他のサイトからのリンク先にするなどが挙げられます。内部対策はWebサイト上で行う対策で、コンテンツの質やモバイル対応などがこちらに相当します。
以前は表面的に評価がしやすい外部対策を重視することがランキング上位になる近道でしたが、技術の発展により内部対策の重みが大きくなってきています。


具体的な対策

Webページのメタ情報が検索結果に与える役割

title

  • 検索クエリのキーワードにしたい単語を入れる
  • 無用なスペース, 句読点を入れない(表示で省略されるかも)
  • 全てのページで異なるタイトルをつける
  • 24字以内に収める(超えるとモバイルでは省略されるかも)

description

  • 検索結果と一致すると太字で表示されるためクリック率に影響
  • モバイルで表示されるのは50字ほどまで、PCは110字程度

h1タグ

  • 基本は1ページに1つ
  • 複数使う場合はsectionタグで構造をクローラに教える
html
<body>
  <h1>大見出し</h1>
  <p>説明</p>
  <section>
    <h1>大見出し</h1>
    <p>説明</p>
    ...
  </section>
</body>
  • titleと同じにしない。titleを少し詳しく説明するように。

imgタグ

  • ファイル名もSEOに関わる。複数の単語を繋げる場合はは'_'より'-'の方が良い - little_cat.jpgより little-cat.jpg
  • altは画像の代替テキスト。より具体的に。
  • 画像を装飾目的で使う場合はimgタグではなくbackground-imageで。

モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテストではWebサイトがモバイルに対応しているかどうかクローラの目線でチェックできます。 このサイトのホームをモバイルフレンドリーテストにかけるとこのように表示されました。

モバイルフレンドリーテスト


参考文献

Google検索の仕組みに関する詳細ガイド
これからのSEO内部対策 本格講座